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五の宮神社の獅子舞

Ⅰ0月18日(火) 16日に瑞穂町の頓宮際に行って大村に泊まっていたら、17日の朝から北鹿島三部の北村さんから「今五の宮さんの獅子舞の来とるよ」電話がある。「大村にいるからすぐには五の宮神社の獅子舞_b0163674_10465394.jpg戻れないです」と言うと「あとで区長さんのところに祝儀を二千円ばかい筒んのでもって行って」と。あとで聞くと12日の注連縄立てから18日の注連縄倒しまでの1週間、赤獅子と青獅子は北鹿島の千軒のどの家々を門付けして回るのだそうだ。獅子舞いの踊り手に選ばれた4人は大変だ。お下りとお上りのときにも舞って、あと一日200軒ほど門付けをして回らなければならないのだそうだ。17日の夕方我が家に戻って玄関のカギを開けようとしたら、戸のの桟に緑と赤の房のようなものが引っかかっていた。何だろうと思って手にとってそのまま郵便受けの上に載せたのだった。後でよく考えてみたら獅子舞がきた証拠として面のひげの部分の繊維を挟んでいったのではないかと気付いた。それで土間の上り框に置いている招き猫の耳にひっかけたのだった。本来なら神棚に供えるべきなのだろうが・・・

 井手の吉田さんに電話をして尋ねると、今朝は当番の土井丸の区長さんの家では注連縄倒しをするから、獅子舞いをやってるはずだと教えてくれたので、8時半ごろ家を出て自転車で土井丸へ向かう。塩田川の堤防を上り五の宮神社の鎮守の森の方へ進む。見覚えがあるお寺のところへ来るともう注連縄を張ってあった大きな妄想竹は重機を使って倒しているところだった。だから獅子舞の奉納は終わっていた。区長さんがいたのでご祝儀を渡す。自転車で戻ろうとしていたら、近くの家の庭から「わぁーわぁーわぁーっ・・・・」と獅子舞いの掛け声が聴こえてくるではないか。慌ててその家の方へ自転車で向かうと家の玄関先で赤獅子と青獅子が舞っていた。最後は玄関から中へ入って土間で舞っているようだった。縁側から座敷に上がって舞うこともあるようだ。

 出てくると家の人が「被せてください」と言うとそれぞれの獅子の面を頭の上にかざす。家内安全・無病息災を願うわけである。二人の先導役の一人が家人が差しだすご祝儀を受けとって次の家へ向かうのだが、続けて三軒ほど回ると舞い手の四人は息が上がって汗だくになっていた。昔は酒も振舞われていたから大変だったそうだ。家と家の間が離れている場合は、舞い手と面は家トラックの荷台に乗って移動していたが、車がなかったころは歩いて回っていたはずだ。一〇軒ほど回って元区長をしていた大きな構えの家に着くとひとしきり舞うと家の中に入って二十分ほど出て来なかった。喉をうるおし軽く食事をしたのだろう。出てきたとこrで先導役にお願いして四人の舞い手と二人の先導役を撮らせてもらった。

 一時間あまり追いかけただろうか。そのあとは北鹿島の氏神の五の宮神社へ行ってみた。ちょうど氏子の人が数人幡幕を外したり濡れた幟を干したりしていた。可なり歴史がある神社のようで、奈良時代の建立と説明板には書いてあった。14日がお下りで16日はお上りだったが、14日の夜は雨だったので撮影は断念、16日は先約があったため諦めた。来年度は僕が住んでいる三部地区が獅子舞を奉納する判に当たっていると聞いているので、練習の様子から撮影できそうだ。

 吉田さんは井手の獅子舞の指導をしたこともあるようで、獅子のことが詳しい。地区に寄って掛け声も所作も微妙に違うと教えてくれた。掛け声も土井丸は「わぁーわぁーわぁーっ・・・」だったが「やぁーやぁーやぁーっ・・・」とか「ばぁーばぁーばぁーっ・・・」というところもある。舞うときに舞い手が顔を見せるのは練習不足だとかいろんなことを教えてもらった。赤獅子が♀で青獅子が♂だそうで「二匹の獅子が首を延ばしてじゃれ合うような者差をするが「シラミとり」と呼ぶのだそうだが、吉田さんは「あれは交合を表しているのではないか」と言っていた。子ども獅子舞もあり、幼稚園生などが演じているが可愛いものだ。

 

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子ども獅子舞い

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by kango416 | 2011-11-21 10:31


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