12月27日(日)、6時過ぎに目が覚め新聞に目を通す。一面トップには、政権がらみの見出しではない「“きょうとう”違法操業 クリーニング 引火性溶剤使う」と出ている。福岡市に本社があるクリーニング業界第二位の「きょくとう」が、建築基準法が住宅・商業地で使用を禁じている引火性の溶剤を使用し、全国20カ所で工場を稼働させていたことが朝日新聞の調査で分かったと報じていた。建物が接近している地域では、もしも爆発や火災が起これば、大惨事になる可能性があるのだ。早急に改善して欲しいが、移転を伴うからすぐには対応できないかも。隣には白抜きで「4億円未記載解明へ 小沢氏側の収支報告 東京地検」とあり、4億円という大金が、陸山会の政治資金収支報告書の収入に記載されておらず、政治資金規正法に抵触する恐れがあると報じている。鳩山首相の12憶6千億円の政治資金問題もあり、民主党幹部は頭が痛いことだろう。
連れ合いは今日は暇を貰って掃除にとりかかると言うので、“おはよう日本”“松本清張生誕100年”“日曜美術館”を観てから、居間に置いている雑誌・資料・本などを少し片付ける。気になっていたCD”WAY OUT WEST”を急いで近くの“ホンダ”で買ってきて、アンプにスイッチを入れてCDプレイヤーにセットする。ソニー・ロリンズのサックスがバンバン前に出てくる。少し喧しいくらいだが、迫力がある。連れ合いが「ちょっと音が大きい」と言う。レイ・ブラウンのベース、シェリー・マンのドラムスもなかなかいい。掃除機を掛けやすいように、床に置いていた雑誌・本・資料などを取りあえずダンボールに放り込んで、テーブルに上や邪魔にならないところに置く。連れ合いは僕の片づけ方には不満のようだったが、ブログに写真をアップするのに昨夜手古摺ったので、14時過ぎにCatnapのマスターに手ほどきを受けに行くことにする。途中池田の堤に寄ってカモの群れを観察して、しばらくいるとモズが一羽近くの柳の木にやって来る。望遠レンズに付替えて2~3回シャッターを切った。野鳥は敏感だから、レンズで狙われているに気付き、すぐに飛び去る。10分ほどいてCatnapへ移動する。 今日は先客はいなかった。コーヒを淹れてもらって“菅原克己”の詩が載っている小冊子を見ていたら、マスターが「息子さんのことが載っているブログがありますよ」と言って開いて見せてくれた。神戸の旧グッケンハイム邸でのライブのときの写真も載っていた。“かえる目”(4人編成)で、誰かのトークショウの前座に出演したらしい。今夜のライブが終われば、今年の仕事もライブも済むから、29日には大村に戻って来ると言っていたが、何時頃着くのだろう。いつも“青春18きっぷ”を利用しているので、12500円で往復できるのだ。ただ時間の余裕があればの話だが。息子たちのことを話題にしているブログをプリントしてくれる。 またPCをザックから取り出して電源に繋いで、写真のファイルを呼び出して、ブログにアップする写真を探していると、ネットに繋ぐコードを引っ張ってきてくれる。11月29日のブログを呼び出して、そこに写真をアップしようとするが、写真のファイルが出てこないのだ。マスターに尋ねると「デスクトップをクリックして、ピクチャーから写真のファイルを呼び出さないと駄目だ」と教えてくれる。どうにか写真のファイルに辿り着き、選んで“名前を付けて保存”をクリックして、-blを付けて保存してから、-blを選んでサイズダウンして上書き保存して、“参照”をクリックして位置を決めてからアップする。そこで初めて長い記号の列が出てくる。その下にタイトルを打ち込んで、<br clear―al>をコピーしてコメントのあとに貼り付けて、送信すれば写真とコメントが出てくるのだ。途中の手順を一つでも忘れるとアップできない。慣れるしかない。3枚ほどアップしてようやく自信がつく。珈琲を200グラム挽いてもらって、そろそろ帰ろうかなあと思っているところに、近所の“タクト”(広告・看板)の奥さんが入って来る。しばらくしたらご主人もくる。話は大村市立図書館のことになり、森山町の図書館のようなのができればいいのにという。実はあの図書館は立ち上げるときまでは、館長もスタッフも張り切っていたのだが、いざ運営が始まると町長と館長の意見が合わずに、館長は2年ほどいて他の県に引き抜かれて行ってしまったと内情を話すと、田舎は保守的だから運営は難しいのかもしれないという話になる。それから日大高校の話になり、木村先生や鶴田先生は恩師だという。娘も鶴田先生にはお世話になったというと、つながっていますねと。鶴田先生は二三年前定年退職して、今は高来町の見晴らしのいい斜面に家を建てて住んでいるようだと。まだ話は尽きないようだったが、18時を回ったので、珈琲を受け取って店を出た。 自宅に戻ると、玄関のところで掃除機の音がしていた。床の掃除はほとんど終わるところだ。しかしすぐには夕食の準備はできないから、しばらく“日曜美術館”(再)「黄金にきらめくエロスの美・クリムト*驚異の金工芸の技*世紀末のウィーンを席巻したジャポニズム」を観る。金細工師の家に生まれたから金を多用した絵を描くことができたのだ。また既成の気取った女性像に飽き足らず、エロス・劣情を刺激するような絵を描き、物議をかもしたこともあったようだ。代表作に“ダナエ”“ユディト”“接吻”などがある。また金箔の上に描かれた文様はジャポニズムの影響を、構図は琳派・尾形光琳を模倣していると。生家の彼の部屋には浮世絵や鎧兜が飾られていた。 大村のモノクローム写真(ディジタル出力ではなくて手焼き)のグループ“LICHTBILD”が、2010年1月8日~12日まで、長崎市の“コクラヤギャラリー”で写真展をする。メンバーは8人。報道カメラマンを目指している福田クンも所属している。メンバーのほとんどは顔見知りだ。是非観に行きたい。 モズ♀? 池田の堤
by kango416
| 2009-12-28 01:19
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